銀行業務を停止させることなく、コアシステムを刷新または拡張する。
20年越しのレガシー資産を、規制準拠のモダンな金融インフラへ。ビジネスの継続性とデジタル変革を両立させる、戦略的モダナイゼーション。
1990年代に構築されたコアバンキングシステム(CBS)は、今日のデジタル経済において目に見えない「成長の天井」となっています。保守コスト以上に深刻なのは、新製品のリリースに数四半期を要し、API連携が阻害され、クラウド移行がリスクとして敬遠されることによる「機会損失」です。
Gradionは、金融機関特有の厳しい規制環境(BaFin、FINMA等)を熟知したエンジニアリング集団です。私たちは、単なるシステムの置き換えではなく、貴社のリスク許容度とビジネス目標に最適な「3つの移行パス」から、止まらない銀行業務を実現します。
モダナイゼーションへの3つのアプローチ
・段階的なAPIレイヤーの導入
既存のコアシステムを最新のAPIゲートウェイでラッピングし、基盤に手を加えることなくデジタルチャネルを開放します。モバイルアプリやオープンバンキングとの迅速な連携を可能にし、本格的な刷新に向けた時間を戦略的に稼ぐ、低リスクな出発点です。
・ストラングラーフィグ・パターンによる並行稼働
クラウドネイティブな新システム(Mambu, Thought Machine, Temenos等)を並行導入し、特定の製品や顧客セグメントから段階的に移行します。レガシーの足跡を少しずつ縮小させ、最終的にリスクなく旧システムを廃止する、現代のグローバルスタンダードな手法です。
・段階的切り替えを伴う全面移行
耐用年数を過ぎたシステムに対し、綿密なデータ移行検証と照合を経て新プラットフォームへ完全移行します。BaFinやFINMAの厳しい承認プロセスをクリアするための文書化と監査証跡を徹底し、「1回限りのビッグバン」を制御可能なプロジェクトへと変貌させます。
規制・セキュリティ・テクノロジー
・コンプライアンスを前提としたエンジニアリング
金融機関に求められるISO 27001準拠の運用インフラを標準提供。特権アクセス制御、変更承認ワークフロー、不変のイベントソーシングによる監査証跡の確保など、規制当局(BaFin, FINMA等)の厳格な要求に直接応えるアーキテクチャを構築します。
・最新のテクノロジー・スタック
- クラウドネイティブCBS: Mambu, Thought Machine Vault, Temenos, Finacle等の統合。
- APIエコシステム: Kong, AWS/Azure API Gatewayを活用した、OpenAPI仕様駆動の開発。
- データ保護: 保存時・転送時の暗号化に加え、個人情報(PII)に対するフィールドレベル暗号化を実装。GDPR準拠のデータ消去権にも対応します。
実働環境での実績
スイスFINMA規制対象バンキングプロバイダー スイス全土の数十のリテール銀行を支え、日次50万件のトランザクションを処理する基盤において、300以上のコアアプリケーションのアーキテクチャをレビュー。業務を一切停止させることなく、マルチクラウド移行計画の策定と即時決済機能の有効化を実現しました。
IDNow:エンタープライズKYCパイプライン BaFin関連環境における本人確認(KYC)およびマネーロンダリング防止(AML)の統合を実施。高度なコンプライアンス規律が求められる環境での大規模エンジニアリングを完遂しました。
次のステップ
現在のコアシステムの制約と、モダナイゼーションによって達成したいビジネス目標をお聞かせください。貴社のリスクプロファイルに合わせた、最適な移行ロードマップを策定いたします。
300以上のアプリケーション、8週間でのレビュー
スイスのFINMA規制対象プロバイダーは、複数年にわたるクラウド移行に先立ち、300以上のコアバンキングアプリケーションのレビューを必要としていました。Gradionは、8週間で完全なアーキテクチャ監査とロードマップを提供しました。
コアシステムの刷新において、規制対応とスピードの両立に課題を感じていませんか?
私たちはDACH地域や東南アジアでの豊富な実績を持つ、金融エンジニアリングのスペシャリストです。APIファーストの銀行業務への転換について、まずは具体的な課題からお聞かせください。