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グラディオン、創業11周年——ロードマップには載らない物語

Rosie Nguyen
28 July 2026
11年という歳月は、多くのものを世に送り出すには十分な長さだ。そして、その「送り出す」という行為に、なぜそれだけの価値があるのかを理解するにも、十分すぎるほどの時間でもある。
先週の水曜日、世界各国にあるグラディオンのオフィスが、同じ時刻に、同じ日に、同じ理由で手を止めた。同じ熱気、まったく違う天気。それが、ドイツ品質とアジアのスピードは対立するものではない——それこそが自分たちの経営モデルなのだ、という発想のもとに生まれた会社の、11回目の誕生日だった。
その日、何が起きていたか
この日のお祝いは、二つの企画を中心に組み立てられていた。ワールドカップの勝敗予想ゲームと、11年分の写真を使ったポージングチャレンジだ。
予想ゲームの上位3名には、FIFA公式ボールが贈られた。どんな場面であれ、試合の流れを正しく読み切った人には、それにふさわしいご褒美があっていい。一方のポージングチャレンジは、誰もが想像していた以上の熱戦になった。優勝者が決まり、次に目指すべき基準までもが打ち立てられた。
何より価値があったのは、国や時差を越えて、同じ空間に——あるいはそれに限りなく近い場所に——一緒にいられた午後の時間そのものだった。ベトナム、ドイツ、タイ、エジプトにまたがって事業を展開する会社にとって、それは言葉で語る以上に得難いことだ。
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11年が本当に意味するもの
テクノロジーコンサルティング企業としての11年とは、マニュアルなど存在しないクライアントの課題と向き合い続けた11年のことだ。業界や市場を横断して、1,000件を超えるビジネスクリティカルなソリューションを届けてきたということでもある。そして、急成長、市場の変化、地域企業からグローバルな企業への転換——そうした、会社の価値観が本物かどうかを試される数々の局面を乗り越えて成長してきたチームがいる、ということでもある。
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同時にそれは、成果を出せるプロジェクトとそうでないプロジェクトを分けるものが、技術力そのものであることは滅多にないと学んできた11年でもある。分かれ目となるのは、成果に責任を持つ人、つくるものを律する規律、そして今は速く動くべきか、あえて立ち止まるべきかを見極める判断力だ。
それこそが、ISO 27001認証が意味するものだ。「ドイツ品質、アジアのスピード」という言葉が、実際の現場で表しているものでもある。単なるキャッチフレーズではない。それは、ハノイでの製造自動化プロジェクトであれ、リヤドでのデジタルインフラ構築であれ、変わらず貫かれる仕事の基準なのだ。
ロードマップには映らない部分
ロードマップに映るのは、何がつくられたかだけだ。それをつくった人たちの姿も、プレッシャーの中で下された決断も、互いを信頼しているチームだからこそ過ごせた、あの午後の時間も、そこには映らない。
FIFAボールも、ポージングチャレンジも、時差を越えて分かち合ったあの午後も——それはどれも、納品スケジュールには決して現れないグラディオンの一部だ。そして同時に、そのスケジュール上のすべてを届ける価値があるものにしている部分でもある。
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これから先の話
11年は、ゴールではない。もっと長い軌道の上にある、一つの通過点にすぎない。そしてこれから始まる10年は、最初の11年が築き上げてきたすべてを必要とするだろう。技術的な深み、運用における規律、そして市場が求めるスピードで動きながらも、仕事への信頼を支える基準を決して緩めない力を。
この日を熱気で満たしてくれたすべての仲間へ、そしてこの会社を共に築いてきたすべてのクライアント、パートナー、同僚へ——ありがとう。11年という歳月は、あなたたちそのものだ。
11年の歩みを動画で見るには、こちらからグラディオンのYouTubeチャンネル をご覧ください。

About the author
Rosie Nguyen
Rosie Nguyenは、Gradionにてマーケティング、コミュニケーション、そして意味のあるストーリーテリングが交わる領域で活動しています。彼女はリーダーシップとスケーリングをテーマに、アジア各地で事業を築く創業者やオペレーターに向けて執筆しています。